2014年8月22日金曜日

ふたりはちょっぴり危険な芸術家!『だるまちゃんととらのこちゃん』

シリーズ4作目『だるまちゃんととらのこちゃん』に登場する、だるまちゃんのお友だちはトラの子どものとらのこちゃん。表紙をみると、真剣な表情で向かい合うふたりの姿が。一体どんな遊びをするのでしょうか。

ある日、だるまちゃんは松林や竹林を通り抜け、とらのこちゃんの家に遊びに行きます。
とらのこちゃんの家は商店街で賑わうとらのまちにあり、お父さんはペンキ屋さん。
たくさんのペンキを目にしただるまちゃんは、ペンキを使ってお絵かきがしたいと言いだします。けれども、お父さんの商売道具であるペンキを使うわけにはいかないと、とらのこちゃん。

そこでだるまちゃんは考え、ひらめきます。
ふたりはバケツを持って竹林で黄色い土、松林で赤い泥を掘りに行き、そこに水を入れてかき回し、自分たちで黄色と赤のペンキを作り出してしまいました。
まず2色のペンキで自分たちをしましま模様に塗った後、松に塗ったり、竹に塗ったり……。さらには町中の壁にきれいな模様を描いていきます。

その姿を見ているこちらは華やかな模様に感心しつつも、いつふたりが怒られるものかとハラハラ。そして、やっぱり。ひげとらどんの車に、飛び散ったペンキがべっとりと付いてしまいます。はたして、その後の結末やいかに……。

是非、だるまちゃんととらのこちゃんになったつもりで、子どもの「落書きしたい」気持ちを存分に楽しんでください。でも実際に真似っこしたら、ただでは済まないのでご注意を!