新聞のかぶと帽に、糸巻きブルドーザー、ハンカチでつくるネズミに髪飾リボン、しろつめ草の花冠、草の茎でのひっぱり相撲……。ページをめくると、子どものときに家族や友だちと楽しんだ懐かしい遊びがたくさんでてきて、うん十年前にタイムスリップ!!
子どもたちの世界の中で、子どもたちが受け継いできた、素朴で工夫にみちた「あそび」たち。そんな数々の「あそび」を、子どもたちの中でこれからも受け継いでいって欲しい。『日本伝承の あそび読本』はそんな加古里子さんの思いから、高度経済成長の中、子どもたちを取り巻く環境が激変しつつあった1967年に刊行された作品です。このたび、当時の構成のまま限定復刻いたしました。
他にもあやとり、指あそびに絵描き歌、台所のたまごを使ったコマあそびや、ビールの王冠でつくる腕時計などなど……。
親子で遊びながら、「身近なもので、工夫して遊ぶことの楽しさ」をたっぷりと味わってみてくださいね。そしてそれらの「あそび」が、お子さんを通じて園や学校の友だち、そしてさらにその友だちへと広がり、子どもたちの世界の中で受け継がれていったら、こんなに素敵で嬉しいことはないと思っています。
『日本伝承の あそび読本』は、ハンディサイズで持ち運びにも便利!もうすぐはじまる夏休みの旅行やキャンプにもぜひぜひ一緒に持っていってみてください。きっと楽しい時間がすごせますよ。
加古里子さんの元にお伺いした際、ハンカチネズミの制作を実演してくださいました!